EXAKTA 66 TTL システムは、1984年から2000年に構築されたシステムです。
欠点は、ストロボ同調が、1/30 sec.までしかなかったこと、PENTAKON 6 の承継で、TTLファィンダー視野率85%、巻き上げレバー必要角度220ºであったことです。
しかし、高品位のSCHNEIDER社のレンズが TTL System と連携して供給されたことにより、PENTAKON 6 の承継のレンズマウントであるため、旧東側で多量に生産されたZEISS JENAの非常に汎用度を有する多数の交換レンズとの、非TTL連動ながらも、汎用着脱性の手軽さと相まって、世界最高位の銀塩中判一眼レフシステムが構築されました。
Lens name Max aperture & focal length ;
lens name ring & Filter φ. [SCHNEIDER社のレンズ('ΤΤL SYSTEM)]
Curtagon MF f/4 / 40mm
104mm dia
Super-Angulon MF f/4.5 / 55mm
104mm dia [PCS Perspective control & shift/swing]
Curtagon MF f/3.5 / 60mm
M 67mm
Xenotar MF (1) f/2.8 / 80mm
M 67mm
Biometar (1) f/2.8 / 80mm
M 67 mm
Xenotar E (1) f/2.8 / 80mm
M 67 mm
(N.B.凹凸比はGaussタイプが2:4とバランスが悪、Xenotarでは2:3、Topogonでは2:2。周辺が最も優れているのはTopogonで、次いでXenotar、Gaussの順。Xenotarには高純度レア硝材が贅沢に用いられ、Xenotarの光学系はTopogon同様、同心円形状で、同形状は画面周辺部の画角特性の卓越性があり、非点収差の補正効果を高めている。なお、Biometar,Exakta [f/2.8/80mm] も同一または類似構成。)
Exakta (1) f/2.8 / 80 mm
M 67mm
Tele-Xenar MF f/4 / 150mm
M 67mm
Tele-Xenar MF f/5.6 / 250mm
M 67 mm
Variogon MF (2) f/4.5 / 75-150mm
M 95mm Zoom (* 75mm側 で MACRO LENSとなる )
Variogon MF (2) f/5.6 / 140-280mm
M 86mm Zoom
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(1)There is much debate about the origin of these four 80mm lenses for the Exakta 66.
(2) The only Variogon lenses that I have seen in the Exakta 66 mount in fact have the designation “M”, not “MF”, on the actual lens name ring.
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EXAKTA 66 TTL システムモデルチェンジの要旨:
Mod 1.には、フォーカシングレンズにスチールの「枠」が付いており、Nikon Fのフォーカシングスクリーンに似ていた。
Mod 2.には、スチールの「枠」が外され、視野範囲は拡大したものそれだけ脆弱になった。
Mod 3.には、ミラーアップ機能が付加された。
NB:要注意点:.。。。。。。。。。。。。。。フィルムの送り量を検知するためのシリンダーが設けられ、その回転量とシャッターチャージを検知した検知シリンダーの有する歯跡の撮影済みフィルムの上下の空間に残される検索跡の痕跡。.。。。。。。。。。。。。。。。。:
NB(2):EXAKTA66の巻き上げレバーは、シャッターチャージとフィルム巻き上げの2つの機能をもっていて、一定量の巻き上げと、撮影が進むにしたがい巻き上げ量を調節しなければならない給送機構を調節しなくてはならない。フィルムの送り量を検知するためのシリンダーが設けられ、その回転量とシャッターチャージを等差にする機構が必要となる。
シリンダー上部には歯車が、隣り合わせた窪みのついた円盤を装着した金色状の歯車に連結。
適切な量のフィルムが巻き上げられると、巻き上げ機構とレリーズボタンに連動して爪が円心側の窪みにはいる。
そのとき等差機構が巻き上げ機構から分離され、フィルムの給送がストップ。
急速は巻き上げを行うと滑り量が多くなり適切な伝達が損なわれる。
部材の劣化は、シリンダーを指で回転すると、健全であれば回転がストップする。
駒ダブりは、これらの写真工学的注意から防げる。
(文責:八木橋正雄)