ウイスタ袋蛇腹には、径78mmと径84mmの2種があり、径78mmには、広角沈みボードと連結する螺子付の製品番号4541Aと、螺子無しでレンズボードと密着する製品番号4541があります。65mmの広角レンズには品番4544の「広角沈みボード」が非常に便利よく、前本体にレンズボードの二段目の「突き出す部分」が「リンホフ規格ボード」の位置に後部から「ボード」として緊着でき、レンズ本体の位置の部分が「沈みボード」として「仮設」され、ここに螺子部分が接続できます。ですから、ウイスタの「広角沈みボード」は、径78mmの品番4541Aの「袋蛇腹」と、品番4544の「広角沈みボード」の組み合わせが必要です。連結螺子の部分は緊密にせず3回回転ぐらいに留めておきます。前部取り付けの要領は、広角沈みボードの脱着ボードの前本体の前方より必ず見るようにし前本体のマウント部に脱着ボードのマウントが完全にはまり込むように落とし込ませることです。前方よりはめ込ませることが肝要です。私はニッコールSW65mmF4Sを使用していますが、イメージサークルが径170mmなので、約1cm程度のシフト/ティルト/ライズに止めて、ピングラで「光りの落ち」がでたら、「ケラレ」の明確なメルクマールなので、あまりあおりません。(後玉はちいさいので、径78mmをすぽっと通ります。)フジノン65mmF5.6も、同様ですが、「ケラレ」の光りの落ちはニッコール程鮮明ではありません。あおりも充分にできる「袋蛇腹」ですが、私は上記の2本しか使っておらず、少し宝の持ち腐れです。ウイスタの袋蛇腹は、広角系で以上のような「沈みボード」との組み合わせで活用しています。ライカサイズ(35サイズ)では18mmに相当し、建築物やインテリアの撮影に大活躍しています。