ブルトレ:姿消す 来春改正ダイヤ
毎日新聞 2014年12月20日 東京朝刊
JR旅客6社と貨物は19日、来年3月14日実施のダイヤ改正を発表した。北陸新幹線が東京−金沢間で直通運転を開始。首都圏では通勤混雑緩和の切り札となる上野東京ラインの開通で、宇都宮・高崎線の東海道線相互乗り入れと常磐線の品川延伸が実現する。
2015年度末に開業する北海道新幹線の青函トンネル工事と車両の老朽化に伴い唯一のブルートレイン「北斗星」(上野−札幌間)と、寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪−札幌間)が定期列車から姿を消す。
新幹線は北陸が速達タイプの「かがやき」を東京−金沢間に朝夕10往復、停車タイプの「はくたか」が14往復する。開業から6月末までは臨時の「かがやき」を毎日3往復させ、うち1往復を新高岡に停車させる。
東海道・山陽は東京−新大阪間の「のぞみ」36本、同−博多間の30本の到達時間を3分短縮する。【斉藤正利】