銀塩製品のリストラが富士フイルムから開始:
2012年7月に富士フイルム(株)が発表したところによれば、モノクロ印画紙「レンブラントVG2」シリーズ全製品(9月出荷停止)とモノクロフイルム「ネオパンSS」(12月出荷停止)、コンパクトフイルムカメラ「クラッセW」(すでに出荷停止)、「クリアショット」(8月出荷停止)、「クリアショトM」(8月出荷停止)、「ナチュラルクラシカ」(9月出荷停止)、さらに北米市場では、「カラーリバーサルフイルム」一部製品の最終発注がなされ、ラボ向けの「ベルビア100F」(35判、120サイズ、4X5)および「ベルビア50」の4X5および8X10の最終発注(8月まで)がなされている。
すなわち、プロ用大判リバーサルカラーフイルムのほとんど(コダックが存続させているのは8ミリ用リバーサルフイルムのみ)が淘汰される。
銀塩写真の感光材料の基幹製品がリストラされるわけで、写真家も銀塩写真感光材料研究家にとっても、極めて大きなダメージとなる。